製品別の3R・適正処理の現状

 

レジ袋の歴史

現在、多くの流通しているレジ袋は、1965年、梨狩りのかごが女性客のストッキングが引っかかると不評で、ポリエチレン袋に目を付け、手つきの袋に封止弁をつけて、開発されたものです。

1975年に関西のスーパーが全店で導入し、レジ袋は全国に普及していきます。

 

レジ袋の形態は、品物を入れる袋の部分と品物を包むための封止弁と持ち手部分からなります。素材は、石油を原料とする ポリオレフィン系プラスチックで、着色は、酸化チタンの顔料で白くされているものが多いですが、店独自の着色も見られます。

 

300億枚のレジ袋とその環境負荷

日本で1年に使われるレジ袋の枚数は、約300億枚以上と言われています。

レジ袋の全製造エネルギーは、原油にすると、1枚18.3mlとなり、日本の全レジ袋では、約5.6億Lとなります。

使い捨てられることが多く、最近、発生制御の対象として、シンボル的な存在となってきました。使用後は、ごみ袋や保存用袋として使われたり、プラスチックとしてリサイクルされたりすることもありますが、最終的に、そのほとんどは、家庭ごみとして排出されます。

 

レジ袋削減の動き

2007年4月に施行された改正容器包装リサイクル法においては、リデュースの観点から、レジ袋などを用いる小売業者に対し、国が定めるガイドラインに従ってレジ袋の有料化やマイバッグ配布などに取り組むよう求めています。

また、地方自治体や市民団体でもマイバッグ持参運動、レジ袋削減への取組が、実施され、主体的な行動が見られるようになりました。

 

環境省の調査では、2008年4月1日現在、全国28の地方自治体や地域において地域関連により、有料化によるレジ袋削減の取組が行われています。

こういった取組により、レジ袋に代わるものとして、マイバッグや風呂敷などを持つ人が増えています。特にトートバッグは有名高級食料品店やブランドものなどの評判が良いようです。

ファッションとしても定着していきそうです。

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