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ゼロエミッション

  • 2011-03-28 (月)

ゼロエミッション。。。お聞きになったことございますか?

 

ゼロエミッションとは?

大量の産業廃棄物と最終処分場のひっ迫は、環境上の解決すべき重要課題の一つです。

そうした中、ある分野で排出される廃棄物を他の分野の原料として活用し廃棄物をゼロにして、大量生産・消費・廃棄の社会構造を循環社会の構造へと変えていこうとする試みとして提唱されているのがゼロエミッションです。

 

ゼロエミッションへの国や地方公共団体の取り組みは

日本でもこのコンセプトに基づいた計画やプロジェクトが多く実施されるようになり、1996年には通商産業省(現・経済産業省)がゼロエミッションの考えを取り入れた

「エコタウン構想」を発表し、この構想を推進すべく、21世紀に向けた新たな環境街作り計画「エコタウン事業」を1997年に創設しています。

具体的には、地方公共団体が推進計画(エコタウンプラン)を作成した場合、国の承認を受けると、ハード面では「環境調和型地域振興施設設備費補助金」などにより、民間企業などの建設する様々なリサイクル関係施設整備への助成、ソフト面でも同様に「環境調和型地域振興施設設備費補助金」などにより、環境産業見本市・技術展・共同商談会の開催、環境産業のためのマーケティング事業への助成などのメニューから、それぞれの地域の特性に応じて支援を受けることができます。

その後、環境事業団(現・独立行政法人環境再生保全機構)による「ゼロエミッション工業団地」、建設省(現・国土交通省)の「ゼロエミッションロード」などが発表されています。

また、産業廃棄物のコストが急上昇しているため、廃棄物ゼロは、大きなコスト削減効果もあるため、多くの事業者も工場などのゼロエミッション化に取り組むようになっています。

 

ゼロエミッションへの企業の取り組みは

企業においては、生産工程で生じる副産物の有効利用という点で対応しやすいビール・食品工場で先行しており、

例えば、ビール製造工程で生じるビール粕は飼料や土壌改良材へ、余剰酵母は健康食品へ、ビールケースは貨物の運搬などに用いるプラスチック製パレットなどに利用されています。

こうした取組は徐々に他業界に広がり始め、エレクトロニクス産業においても、廃プラスチックの固形燃料化や廃液の廃水処理剤化などの取組が出てきています。

また、建設現場では、建設中に発生した木くずや鉄くず、瓦礫などが分別回収・再利用され、企業のオフィス内から発生する紙や、びん、缶、ペットボトル、食品残渣などは分別排出した上で再利用されるようになっています。

 

このように、企業が積極的に取り組む理由は、廃棄物処理量を減らすことによる処理費用の低減がひとつの側面ですが、循環型社会形成基本法や資源有効利用促進法へのコンプライアンス(法令遵守)としての側面もあります。

 

今後は、ゼロエミッション化が可能な業態をより一層拡大して、産業界全体による積極的な対応が有効と言えます。

あるひとつの産業だけでは廃棄物をゼロにすることは困難であっても、多くの産業が参加した産業集団、あるいは、広域行政区域で考えれば、共同の取組によって廃棄物の減少は可能となるといえるでしょう。

風呂敷

  • 2011-03-22 (火)

風呂敷の概念

風呂敷は、日本古来より幅広く使われてきた暮らしの布。

四角形の布は、人の手で包み結ぶことで運搬や収納に、また、贈り物、敷物や掛け物として活用されてきました。

その歴史や伝統からも、物を大切にし、「もったいない」の心を基本とする日本の暮らしの象徴といえます。

 

風呂敷の歴史

風呂敷の歴史は古く、奈良時代にまでさかのぼります。

現存する最古の風呂敷は、正倉院の宝物を包んでいた平包みなどと呼ばれる布

平安時代には、「古路毛都々美(ころもつつみ)」などと呼ばれていました。

 

風呂との係わりができたのは室町時代。足利将軍義満が建てた大湯殿に、武将たちが入浴の折、平包みや袱紗(ふくさ)に脱いだ衣類を包んだことに始まる伝えられています。

風呂敷と呼ばれるようになったのは、江戸時代中期以降のこと。当時、庶民の社交場として栄えた銭湯で、湯あがりに敷いていた布が、いつしか着替えなどを運ぶ布になります。

その頃、庶民の生活が活発化し、商いや旅や物見遊山が盛んになり、物の運搬に風呂敷が普及します。調度品を持つことのなかった庶民の暮らしの中で、収納用具としても活用されます。

また、婚礼ともかかわりが深く、江戸中期以降、昭和の中ごろまで「嫁入り風呂敷」という習慣が広く普及していました。

江戸時代に普及した風呂敷は、明治・大正・昭和と暮らしの中で使いつながれ、知恵や創意工夫によっていろいろな形の物を包む布としてかつやくし、昭和後期1975年頃まで暮らしに欠かせない存在でした。

しかし、その後便利さと速さを求めるライフスタイルが浸透し、使い捨ての暮らしが一般化するとともに風呂敷は、衰退の道をたどります。

 

近年、使い捨てや合理性・快適性を追うライフスタイルの弊害が顕著になってきました。温暖化、資源・エネルギー、ごみなど、地球への負担が環境問題として噴出しています。

環境保全や日本の文化を見直そうとする動きがうねりとなる中、市民運動が起こり、伝統的な使い方だけではなく、新しい活用への提案がなされ、袋物、ギフトラッピング、インテリアや食卓の演出など、広がりを見せています。

 

風呂敷の特徴は、再使用が出来る事。捨てずに繰り返し何度も使えます。

もうひとつの特徴は、多用途性。使う人の知恵や創意工夫で用途は限りなく広がります。

風呂敷をレジ袋替わりに、また、ギフトラッピングとして用いると、包装材の減量や無駄な包装を抑制し、省資源、省エネルギー、更には温暖化防止、ごみの減量にも貢献します。

つまり、日本の伝統の用具でありながら3Rのリデュースやリユースにかなう布なのです。

 

風呂敷は存在そのもので循環のかたちを見せてくれます。人の手で包み結び、目的に合わせて使った風呂敷は、解くと再び、元の一枚の布に戻ります。

日本古来の風呂敷に息づく、庶民の暮らしの知恵と創意工夫には地球を救うヒントが詰まっています。

世界的な規模で地球環境保全への対策が急がれ、基本的なライフスタイルとして3Rが叫ばれる今、風呂敷の出番かもしれません。

台所のごみ

  • 2011-03-18 (金)

今回は身近な台所から出るごみの実態についてふれてみます。

 

家庭から排出されるごみの内訳をみると、燃やせるゴミの約4割が生ごみとなっており、家庭ごみの中で主役といえます。

生ごみの比率は、近年減少傾向にあります。

この理由は、家庭用堆肥化容器の普及などもあげられますが、特に中食(なかしょく)と呼ばれる調理済み食品の増加が大きく影響していると考えられます。

調理くずは調理時に発生します。これまで家庭で出ていた生ごみが工場から出るようになりましたが、社会全体として生ごみが減っている訳ではありません。

 

生ごみの細かい内訳を、京都市家庭ごみ細組成調査結果でみると、

「調理くず」が約56%、「食べ残し」が約39%となっています。

「食べ残し」は、食卓に出されたものの食べられずに残されたものや、冷蔵庫に放置されたものですが、これらは、私たちになにを問いかけるのでしょうか。

 

「食べ残し」の中の「手つかず食品」には、調理食品類や加工食品類も多くみられます。

これらは手軽に利用できる冷凍食品や即席ものですが、捨てるのも手軽になってしまうのでしょうか。

また、賞味期限切れのために捨てられたものばかりではなく、約6割は賞味期限前に捨てられたものであることにも、注意が必要です。

 

日本では、家庭、外食産業、製造・小売店から出る食べ残しの量は

推定年間約700万トンで、その損失推定額は11兆円を超え、これは農業。水産業の生産額に匹敵するとした試算があります。

このような実態を飽食ならぬ放食時代と比喩する声もあります。

 

植物であれ動物であれ、もともと生命あるものを食べて人間は生きています。

「食べる」ということは「命をいただく」ことであり。感謝の気持ちを忘れないでおきたいものです。

 

「手つかず食品ごみ」の生まれるひとつの原因と考えられる「賞味期限」について、私たちもその表示の意味を学ぶ必要がありそうです。

消費者が食品を購入する時、食品の安全性を確認する指標の一つに、期限表示があります。

期限表示には、「消費期限」と「賞味期限」があり、

「消費期限」は、製造を含む5日以内で品質が劣化する食品

例えば、お弁当やお惣菜、料理パン、豆腐などに付けられる表示で、この期限を過ぎた食品は食べないほうがよいとされています。

 

一方「賞味期限」は、未開封で表示された方法で保存していれば「おいしく」食べる事ができる期間を指します。

つまり、1日過ぎたからといって食べられなくなるという意味ではありません。

こういった表示を理解したうえで、買いすぎを控え、無駄に捨ててしまうことがないような消費行動を心がけることが大切ですね。

温室効果ガス

  • 2011-03-16 (水)

地球にはもともと気温が高くなったり低くなったりする波があります。

また、火山の噴火や太陽の活動の変化など自然の現象によって気温が変動する事もわかっています。

しかし、各国の研究者がいろいろな計算モデルを使って研究したところ、20世紀後半から観測された地球温暖化の最大の原因は、CO2をはじめとする温室効果ガスの濃度が高くなっているという人間の活動によるものであると考えられています。

 

温室効果ガスとは地球の空気に含まれている気体で、地上からの熱を吸収する働きがあるため、温暖化をもたらすとされています。

CO2がよく知られていますが、温室効果ガスはCO2だけではありません。

地球温暖化対策に関する国際的な約束を定めた京都議定書で対象とされている温室効果ガスには、CO2のほか、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)や、代替フロンと呼ばれるハイドロフルオロカーボン(HFC)、パーフルオロカーボン(PFC)、六フッ化硫黄(SF6)の合わせて6種類のガスがあります。

これらのガスはどのようなところから排出されているのでしょうか。

 

温室効果ガスとして一番排出量が多いガスはCO2です。

日本でみると温室効果ガスの排出量の約9割はCO2となっています。

CO2には主に石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料を燃やすことで排出されます。

また燃料としての使用だけでなく、石油から作られたプラスチックやゴム、油などを燃やすことでもCO2が排出され、すなわち、石油を原料としたペットボトルや廃油などを燃やすとCO2が排出されるのです。

CO2排出はこのような化石燃料由来のほかにも、セメントや生石灰の製造などによっても排出されます。

また、身近な所ではドライアイスの使用によっても排出され、さらに排出ではありませんが、森林を伐採することもCO2量を増加させています。

樹木をはじめとする植物は光合成をおこなうことにより空気中のCO2を吸収します。しかし、森林を伐採することで森林面積が減少するとCO2の吸収量も減ることから、空気中のCo2量を増加させることとなります。

メタンは、牛や豚などの家畜や稲作などの農業から主に排出されています。

家畜からは牛や豚のげっぷや、排泄物を処理する際にメタンが排出されます。

また、米を栽培する水田からもメタンが排出されています。

一酸化二窒素(亜酸化窒素ともよばれます)は、メタンと同様に家畜の排せつ物の処理や、畑作に用いる肥料から排出されています。

また、下水の処理あるいは工場の廃水を処理する際にも排出されています。

変わった所では病院で麻酔に用いられる笑気ガスも一酸化二窒素です。

 

代替フロン等とよばれるHFC、PFC、SF6の3つのガスは自然界では存在しません

HFCはエアコンや冷蔵庫などの冷媒として用いられています。

SF6は変電設備などの絶縁材として用いられています。

これらの冷媒や絶縁材を機器に充填する際、あるいは点検や廃棄時に機器から抜き取る際に一部が空気中に漏れることなどにより排出されます。

 

CO2については、化石燃料由来からの排出削減として、石油、石灰、天然ガスなどの化石燃料の使用、あるいはこれらを使って発電する電気や熱の使用量そのものを減らす、または、これらのエネルギーの使用効率を高める事によってエネルギー使用量を減らすなどの対策があります。

化石燃料から作られる製品の焼却量を減らすことも対策の一つです。

さらに、森林の管理を適切に行うことにより、Co2吸収量を増加させる対策もあります。

 

CO2以外のガスでも、例えば農業では家畜に与える餌や田畑に用いる肥料を改良することにより、農業以外の分野も含めてさまざまな排出削減の対策や研究が進められています。

温暖化対策のためには、温室効果ガス排出量を少なくするよう意識した行動を行うことが求められています。

リサイクル

  • 2011-03-11 (金)

*ごみを減らしたり、ものを作るのに必要な資源を節約するため

様々なごみがリサイクルされています

 

*よいリサイクルもあれば、悪いリサイクルもあります。

リサイクルの「質」を見極めることが大切です。

 

*リサイクルする前に、ごみを減らすこと(リデュース)や

もう一度使うこと(リユース)ができないか考えてみる事も重要です。

 

 

リサイクルと3R(スリー・アール)

日本には、循環型社会形成推進基本法という法律があります。

(略して、「循環基本法」と呼ばれています。)

 

日本が目指すべき 「循環型社会」 についての基本的な考え方が定められています。

その中でリサイクルと並んで 「発生抑制(リデュース)」 「再使用(リユース)」

という考え方が示されています。

 

発生抑制(リデュース)とは、ごみの発生そのものを減らしましょうという考え方です。

例えば店で買い物をするときにレジ袋を断ることで、ごみとして排出されるレジ袋も減ることになります。

再使用(リユース)とは、故障した車を修理してもう一度使えるようにしたり、飲み終わったビール瓶を酒屋さんに持っていくことでもう一度ビール瓶として使えるようにしたりすることです。

 

循環基本法では、ごみの発生自体を減らす発生抑制(リデュース)が資源の節約やコスト削減の観点から最も良い方法で

次に、再使用(リユース)、その次にリサイクルが重要とされています。

 

これら3つの取り組みはそれぞれの頭文字をとって

3R(スリーアール)と呼ばれています。

 

これまでリサイクルばかりが注目されていましたが、3Rの優先順位を参考にしながら、環境によい行動とは何かを考え、実践していくことが大切だなと思いました。

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